【投稿者】maru
みなさんどうもこんにちは。
毎日を楽しく、丁寧な作業を心がけながら日々インフラ関連業務に勤しんでおりますmaruと申します。
今回の記事では、皆さんが日々の仕事をする上で欠かせないであろうPCについての記事を書いていこうと思います。
皆さんは日頃会社で業務を行う際に使用する業務用PCについて、様々なお悩みがあるかと思います。例を挙げてみると、「PCの動作が遅い」、「買い換えようにもPCのことをよく知らない」、「データ移行とかできるのかな」、「導入しているシステムが最新のOSに対応していない」等々いろいろと出てくると思います。
本日はそんな悩みの一部を解決できるものをご紹介したいと思います。
今回ご紹介するものとは、仮想PCを無料で作成できるMicrosoft製のHyper-Vです。
Hyper-Vは既存のPCをそのまま新PC(ホストPC)内に仮想のPC(VM)として使用できるようにする機能になります。
物理的なPCは1つなのに実際に動かせるPCは複数内蔵できちゃったりします。(ホストPCの容量には注意が必要)
では、Hyper-Vで仮想化することにどんなメリットがあるのかを以下にてご説明していきたいと思います。
1. 32ビットOSのサポート
Hyper-Vは、64ビットのWindows環境上で32ビットOSを仮想マシンとして実行できます。これにより、古いPCが32ビットOSを使用している場合でも、その環境を新しいPCにそのまま移行できます。
具体的な例:旧PCがWindows 7 32ビットの場合、新しいPC上にHyper-Vを設定し、32ビットのWindows 7を仮想マシンとして実行できます。この方法で、古いアプリケーションや設定をそのまま活用することができます。
2. 操作性の向上
新しいPCに移行することで、ハードウェア性能が向上し、全体的な操作性も大幅に改善されます。Hyper-Vを利用することで、以下の利点があります。
高速なパフォーマンス
新しいPCの高速なCPUやメモリを利用することで、仮想マシンもスムーズに動作します。これにより、旧PCよりも快適に作業ができます。
マルチタスクの向上
新PCのリソースを活用し、複数の仮想マシンを同時に動かすことも可能です。これにより、業務効率が向上します。
3. 旧OS依存のソフトウェアの仮想化
特定のソフトウェアが旧OSでしか動作しない場合でも、Hyper-Vを使えばそのソフトウェアを新しいPC上で動かすことができます。
具体的な例:特定の業務用アプリケーションがWindows XPでしか動作しない場合、Hyper-V上にWindows XPの仮想マシンを作成することで、そのアプリケーションを引き続き利用できます。
このように機器入れ替え時のシステムのインストール作業等を省いて、新しいPCで快適に業務を行うことができます。
ここまでの説明ではとても便利な仮想化ですが、セキュリティリスクへの対応、使用しているシステムの互換性、OSのライセンス問題等々様々な注意点に気をつけながらの作業になります。
そのため、より安全にPCの移行を行いたい場合は専門業者での対応を行うことが大切です。
あなたの会社で利用中のPCもこの機会に新規入れ替えしてみてはいかがでしょうか。
システム関連、ITインフラ関連の導入についてはサン・コンピュータにお任せください。