【投稿者】Erlang
Javaの有償化については様々なサイトでまとめられていますが、私自身の備忘のため簡単に書いてみます。
Javaとは
プログラミング言語です。
Sun Microsystems社が開発し、現在はSun社を買収したOracle社によって管理されています。
企業の業務で使用するWebシステムでも広く使われています。
Java実行環境の有償化
現在主流のJava 8の無償サポート期間が2019年1月で終了し、無償でのサポートが受けられなくなります。
また、2018年9月中にリリース予定のJava 11では、Oracle社からの無償版は提供されないようです。
以下の表ではOracle社のサポート・ロードマップに、無償で利用可能なOpenJDK、AdopeOpenJDKのロードマップを合わせて表記しています。
何が問題なの?
サポートが切れると、不具合を含めソフトウェアのアップデートが受けられなくなります。
企業によっては社内のルールで使用が認められなくなる場合もあるため注意が必要です。
どうしたらいいの?
現在使用中のJavaがOracle Java SE 8と仮定して、3種類の方法を挙げてみます。
企業の場合は自社のルールなどと照らし合わせて、最適な方法を選択したいところです。
メリット | デメリット | |
Oracle社と有償の長期サポートを契約する。 | ・Oracle社のサポートが受けられる。 ・Javaアプリケーションの監視・解析などを行うツールが提供される。 |
・けっこう高い |
OpenJDKを使用する。 | ・無償で利用可能。 | ・最新の状態を保つためには、6ヶ月ごとにバージョンアップが必要。 ・バージョンアップ時に動作確認などの運用コストが発生する。 |
AdoptOpenJDK を使用する。 | ・無償で利用可能。 ・Java11には長期サポートがある。 |
・OracleからAdopeOpenJDK 11への乗り換えになるため動作検証に伴うコストが発生する。 ・フリーソフトウェアのため電話サポートなどはない。 (コミュニティで不具合報告などは可能) |
参考サイト
注)外部サイトにリンクしています
Oracle Java SE サポート・ロードマップ - Oracle
Java SE 8 無償サポート終了後の準備は万全? - IBM